今週のお花 デルフィニウム
綺麗なブルーのデルフィニウム。
デルフィニウムの花言葉は「清明」。
「清明」の花言葉は、やわらかく重なりあった花びらの質感やその花色など、デルフィニウムのさわやかな印象にちなむといわれます。
デルフィニウムの英語の花言葉は「big-hearted(寛大)」「fun(楽しみ)」「ardent attachment(激しい愛着)」です。
デルフィニウムの概要(花名・開花期など)
科・属名:キンポウゲ科デルフィニウム属
学名:Delphinium spp.
和名:大飛燕草(オオヒエンソウ)
別名:デルフィニウム
英名:Delphinium, Larkspur
原産地:ヨーロッパ、北アメリカ、アジア、熱帯アフリカの山地
開花時期:5月~6月
出回り時期:周年
花持ち期間:3~7日程度
花色:青、紫、ピンク、白など
デルフィニウムの花言葉「清明」
花名の由来
デルフィニウム属の学名「Delphinium(デルフィニウム)」は、ギリシア語でイルカを意味する「delphis」を語源とし、この植物のつぼみの形がイルカに似ていることに由来します。
和名の大飛燕草(オオヒエンソウ)は、花の形がツバメが飛ぶ姿に似ていることにちなみます。
英語では「Delphinium」「Larkspur」などと呼ばれます。
デルフィニウムの逸話
透き通るような青く美しい花が幸福の象徴とされるデルフィニウム。花言葉の「あなたは幸福をふりまく」「慈悲」にふさわしい伝説が、デルフィニウムの花には伝わっています。
昔々のギリシャに、オルニトプスという心優しい青年がいました。オルニトプスは海でおぼれそうになったところをイルカたちに助けられます。
ある日、オルニトプスは、漁師たちがイルカの捕獲計画を立てていることを知り、イルカたちを逃がします。しかし、漁師たちの怒りを買ったオルニトプスは、海に突き落とされて殺されてしまいました。
イルカたちは深く悲しんで、神に祈り、オルニトプスはデルフィニウムの花に生まれ変わったのです。
デルフィニウムの名前の由来は、ギリシャ語でイルカを意味する「デルフィ」という言葉です。
心優しいオルニトプスとイルカの、お互いに幸福や慈悲深い愛情を与え合う物語は、デルフィニウムの花の名前とも花言葉とも相俟った逸話となっています。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。